ハセガワの零戦を使って、料理用の
アルミホイルを貼ってみましょう。
今回は、三菱アルミニュームの0.12ミリ
の厚さのものを使いました。
会社によっては、厚さ、色が少しずつ
違うので、使い分けるのも良いでしょう。
接着剤は、マイクロスケールデカールの、
メタルホイルアドヘッシブというものを使い
ました。
これはセロテープの接着面のベタベタを
水に溶かしたような物で、筆で塗ることが
出来ます。

主翼の完成です。 アルミの表面
が少しずつ変化しているのが
わかります。
#2000のペーパーでヤスリ、
コンパウンドで磨いたり、いろいろ
と艶を変えています。

 胴体はパテ修正を済ませ、羽布張りの塗装終了後
全体をサフェーサーで2〜3回、塗装しておきます。

 主翼もパテ修正と羽布張り、サフェーサーの塗装を
済ませ、桁の部分を先にアルミを張り、薄くクリヤー
イエローを吹いておく。(
メタルプライマーを吹くのを
忘れないように)

 平面の貼りやすい部分から、貼っていきます。
垂直尾翼の付け根が貼り難いところですから、なる
べく皺にならないように気をつけて貼ってください。

 機首部分は、このように皺になってしまいますが、
強く押し付けて目立たなくなるようにします。
(カウリングをつければ見えなくなってしまいますが)

 最後尾をつや有りにしてみました。
少し違和感がありますね。(笑)
羽布貼りの色がわからず、カーキ色に塗装
してあります。この色を知っている人は、メール
で教えてください。

 増槽タンクの前後を貼りました。4枚に分けて貼って
あります。境目はどうしてもわかってしまいますが、
消すことが出来ずあきらめました。この後、パイロンと
中央部分をそれぞれ左右2枚ずつ貼ります。

 プロペラは裏面を先に貼り、一晩置いて完全に
乾燥させてから、表面を貼ります。
それを怠ると、片面に皺が出来てしまいます。

 水平尾翼です。裏面より貼り、片面3枚のアルミ
を貼ります。

 主翼下面は10枚くらいに分けて貼ります。
桁の部分の色が変わり、それらしい雰囲気
がでています。

 主翼上面も10枚くらいに分けて貼ります。
難しいところは翼端です。
主翼後縁は剥がれやすいので、なるべくさわら
ないようにしましょう。

※全体をサフェーサーで塗装するのは、接着剤の
乗りをよくするためです。 貼る道具は綿棒一本
です。

 各部品のアルミ貼りが終わりましたら、全体にメタルプライマーを吹いておきます。 これはデカール
の接着剤を乗り易くするためです。 最終組み立てに入ります。 この零戦は胴体左右を組んだ後でも
下面より操縦席を挿入できるので、大変便利です。 こういうところが設計者の腕の見せ所です。
操縦席左右下部のパイピングだけで、十分見ごたえのあるコクピットになります。
今回はエンジンのプラグ用のパイピングをしてみました。 最後の写真ですが、わかりますか?
 キャノピーは左右2枚で貼ります。 貼った後、窓枠に沿って切込みを入れます。 短冊状のものを
貼っていくのも、ひとつの方法だと思います。 やりやすい方を選んでください。

 今回は大まかなパネルごとにアルミを替えて貼ってみましたが、バッキー・シェフタルという人は
もっと大まかに貼っているそうです。 人それぞれのやり方があるようです。 
 (マイクロソフトのインターネット・エクスプローラーで msn.co.jp の検索、
バッキー・シェフタル・糠谷(ぬかや) でF−104,F−84G,F−86F,P−38,Mig15等の
アルミ貼りの作品を見る事が出来ます)

童友社 1/100 DC−10 ムーミン

アルミホイルの貼り方

ハセガワ 1/48 零戦22型 ラバウル航空隊