足と靴のとても大切な話
私の子供の頃の謎々に、きゅうりが靴を履きました。さて何と言ったでしょう?というのがありました。答えは、キュウクツ!キュウクツ!です。 何となく、あなたの足と靴の関係に似てはいませんか?あなたは何も感じなくても、足はいつも苦しい!苦しい!と言って泣いているのです。 私達が、日頃何気なく履いている靴ですが、靴によっては却って足を痛めたり、膝や腰の痛みは元より、肩凝りの原因となる場合がある事をご存じでしょうか? 私の知る限り、肩凝りや腰痛で苦しんでいる人の殆どが、安易な靴選びをしていました。理由を聞いてみると、デザインが良かったから!足にピッタリして気持ち良い!値段が安かったから!などの返事が返って来ました。 とても残念ですが、誰一人として本当に、自分の足の事を考えて靴を選んだ人は居ませんでした。 女性の場合は外反母趾が問題になっていますが、男性の場合も決して例外ではありません。毎日、長い時間履く靴ですから、本気で足の事を考えて欲しいのです。 年代にもよりますが、日本人の男性の場合、平均して足の巾が広い人が多いように感じます。私も多くの人の足を見ましたが、親指と小指が内側に曲がって指先が三角形のようになったり、親指は真っ直ぐでも小指が親指の方に極端に曲がっていたり、指と指の間がピッタリとくっついていて、まったく隙間のない方など、どなたの足も指が極端に変形していました。 これは、足に合わない靴を長い時間履き続けた事により、靴によってご自分の足をまるで盆栽のようにしてしまった結果です。 靴は必ず、自分の足に合う物を選んでください。靴の中で足の指が或る程度、自由に動くか?足を締め付けないか?全体の作りはどうか?ご自分の目と足で選んでください。 現在の靴がE、EEと書いてある場合は、3E又は4Eにするだけでもかなり足が楽になります。それに伴い、肩凝りや腰痛も楽になります。 それでもきついと感じる場合は、1サイズ上にすると全体的にゆとりが出来ますので宜しいかと思います。 靴の長さは、通常5o刻みで、巾はEで表示されています。E、EEと書いてあっても何の事か解りませんが、足の巾はと言えばご理解頂けると思います。 親指の付け根と、小指の付け根の左右に出っ張っている処を結ぶ線の足の周りを足囲と言い、Eで表示されています。ですから、Eの数が多くなれば、それだけで足の締め付けが少なくなり、身体が安定するので、それだけで肩凝りや腰痛が楽になるのです。 昔と違い、今の道路は舗装やコンクリートです。歩道もブロックや場所によっては大理石などの石材です。建物も鉄筋のコンクリートが中心になり、床には大理石を敷き詰めたりしているのも珍しくありません。 そんな中をいい加減な靴で歩いていたら、膝や腰を痛めるのは当然です。ご自分の足を大切にする事が、いつまでも元気で居られる秘訣です。あなたもご自分の為に、少しでも良い靴を選んでください。 |