私は、仕事で急激に腰を冷やしてしまい、一時はまともに歩く事も出来なくなってしまいました。
仕事を休んで温泉にも通いましたが、少しも良くなる事はありませんでした。その為、母の通っていた鍼へ毎日通い、休日は温泉へ行くといった日々が続きました。
仕事だけの問題でしたら、そこまでは必死になりませんが、デートの約束がしてあったので、一日でも早く治さなくてはならなかったからです。
約束の日には、何とか車の運転が出来るでになりましたが、それから一月以上も鍼へ通う事になりました。
例え良くなったとは言っても、何かにつけて激しく腰が痛むので、三年近くの間、腰痛で苦しめられました。
たった一度、腰を冷やしただけで、そこまでひどい状態になってしまったのです
疲労や筋肉痛でしたら、あまり問題はありませんが、冷たい処へ座ったり、急激に寒い処へ入る場合は特に注意が必要です。
時々、コンクリートのベンチに座ったり、或いはパレードを見る為に道路へ座っている人達を見掛ける事がありますが、油断していると後で腰が痛くなったり、お腹が痛くなる場合がありますので、注意が必要なのです。
私も自分が冷えで苦しむ事がなかったら、ここまで真剣に冷えについて考える事はなかったと思います。
自分が苦しんだ経験がありますので、こんな文章を書く気になったのです。
これから登場して頂くお二人は、急激な冷えと慢性的な冷えという対照的な冷えの症状でしたが、私にとってはとても印象に残ったお二人でした。
特に、阪神の大震災の被災地でお目に掛かった、年配のボランテイアさんとの出会いは、その後の私の人生に大きな影響を与えました。
そういう意味も含めて、皆さんに冷えの恐ろしさについて、少しでも知って頂けたら何よりだと思います。
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