私の不思議体験
心身症の話を書きましたが、それに関連して、私はとても不思議な体験をしましたので書いてみたいと思います。 事故処理が終わって、やっとの事で家にも戻った途端!目眩を起こしてその場に倒れてしまいました。 それから三日間、まともに起きあがる事が出来なくて仕事を休みましたが、布団の中に居ても、自分が本当に寝ているのか起きているのかまったく解らない状態でした。それなのに、夜になって家族が寝ると、いつの間にか寝ていたのです。 そして、朝になると、またしても身体が重くて起きられなくなってしまうのでした。やはりこころの疲れだけではなく、過労もあったのだと思います。 何とか職場には復帰しましたが、以前も増して冷たい視線を浴びせられました。もし、その中の誰でも良いから手を差し伸べてくれていたら、私はここまで追い詰められなくて済んだのに!と思いましたが、この人達には何を言っても無駄だと思って、諦める事にしました。 それら、数日して、夜中に突然!身体に激しい衝撃を感じて目を覚ますと、布団の中でした。何事が起きたのか?と思って周囲を見回しても、何の変化もありません。家族も気持ち良さそうに寝ているだけでした。 その時になって、私が感じた衝撃は、私の身体だけの問題だったのだと知ったのです。それと同時に、もしかしらた事故の後遺症ではないか?と思ったのです。 何故、私がそんな事を思ったのかと申しますと、以前に読んだ新聞記事の中に、鍼の先生の不思議体験の話が書いてあったのを読んだからです。 数年前に交通事故で片腕を無くした人がどういう訳か、急に腕が痛い!と言い出し、病院で診てもらった処、何の異常もないと言われたそうですが、ご本人があまりにも痛がるので、鍼の先生に診てもらい、今はなくなっている腕に鍼を打ってもらった処、痛みが消えたという話でした。 普通なら、無い腕に鍼は打ちませんが、その先生が、元あったと思われる場所に鍼を打ったら、痛みが消えたというので、とても不思議な話だと思い、何時までも記憶の中にありました。 その為、もしかしたら、自分の場合も意識を失った状態でトラックと衝突したので、脳に何らかの障害が残ったのではないか?と考えたのです。 それから、幾度となく夜中に、突然!激しい衝撃を感じるようになりましたが、時間と共にその感覚も次第に薄れてゆきました。 それでも、身体に衝撃を感じなくなるのに三ヶ月ほど掛かりました。その為、暫くの間は、ひどい不眠症に悩まされた事もありました。 こころの問題がこれほど、大きな事になった事は一度もなかっただけに、その後の私の人生に大きな陰を落とす事になりました。 |