私は、数年前の健康診断の時から尿酸値が急激に上がってしまい、少しも下がる事がなかったので、病院で診てもらうようにという指示を受けました。
それで、両親を通わせていた神経内科へ、両親と一緒に通うようなりました。それから何年も薬を飲んでいましたが、少しも数値が下がりませんでした。
その為、先生が頸動脈エコーの検査をして下さった処、動脈硬化である事が判明しました。
先生もまさか、私の身体がそこまで悪くなっているとは思ってはいなかったようで、とても驚いた様子でした。
先生が写真を見せてくださり、右が60%左が42%も血管が詰まっていると言われた時は、目の前が真っ暗になりました。
この先生のお陰で、母のパーキンソンも良くなりましたので、とにかく信じてついて行く事にしたのです。
先生は10年にも渡る両親の介護が原因である十考えになったようですが、原因はもっと別の処にありました。確かに、母の時もそうでしたが、父の介護は壮絶を極めるものでした。それに加え、職場へ行けば常に仲間に対して肩身の狭い思いをしていました。
それは、私の仕事が、私ひとりではなく、常にチームを組んでやらなければならなかたので、何かにつけて仲間に迷惑を掛けていたからです。それだけでも切ないのに、またしても質の悪い先輩による虐めに遭いました。
その為、身体もこころが休まる事なく、常に疲れた身体を引きづっていたのです。私は元々、アルコールは弱い方なので、滅多な事では飲みません。その上、父の介護に追われていましたので、酒を飲む訳にはいかなかったのです。
甘い物もあまり好きではありませんが、ここ数年は疲れると無性に甘い物が欲しくなり、仕事の帰りにケーキを買って来て、夕食の後に食べるようになっていました。
一回の食事の量も普通の人に比べて倍以上は食べていましたが、少しも太る事はありませんでした。そればかりか、いつしか、食べなくては身体が持たない!という強迫観念まで持つようになって行ったのです。
それらの事がすべて、動脈硬化の原因になっているとも知らずに。
それだけ、当時の私は耐えきれない程のストレスを抱えて居たのです。
今では薬のお陰で少しは良くなって来ましたが、それと同時に時々頭がお重くなったり、身体がふらつくのは、薬によって血管の中のコレステロール取り除かれてゆく時、多少なりとも、身体に異変が起きるからではないかと思います。
何故なら動脈硬化とも知らず、薬も飲まずに居た時はそんな事は一度も有りませんでした。それでも、今はかなり身体も落ち着き、精神的にも楽になりましたので、先生にはとても感謝しているおります。
それにしても、改めてストレスの恐ろしさを思い知らされました。
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