誰かの笑顔に

寂しいから、誰かの笑顔に出会いたい

悲しいから、誰かの笑顔を見ていたい

辛いから、誰かの笑顔で励まして欲しい

苦しいから、誰かを元気にしてみたい

寂しい時、ふと笑顔をみせてくれた人がいた

その笑顔に支えられ、今の自分がある

悲しい時、いつも誰かが声を掛けてくれた

だから、今度は自分が声を掛ける番だ

辛い時、電話の向こうで黙って話を聞いてくれた人がいた

だから、今度は自分が誰かの話を聞く番だ

苦しい時、誰も助けてはくれなかった

でも、誰も恨まない、誰だって苦しいのだから

誰かの笑顔に会いたくて、今日も、明日も、ひとり歩く

真夏の日差しに照りつけられ、冬の木枯らしに吹き付けられても
 
ひとり、黙々と歩く

日差しの照りつける、木枯らしの吹き抜ける河原の道を
 
誰かに会ったら、こんにちは!と声を掛けよう!

きっと、こんには!と、返事をしてくれるから
 
誰かに会ったら、にっこりと笑おう!

そうすれば、きっと笑顔が返ってくるから

辛い時、苦しい時、悲しい時、いつもそんな事を考えながら、ひとり河原の道を歩いていた

今もひとり、でも、きっと誰かに会える!

木枯らしの吹き抜ける河原でも、真夏の日差しの照りつける河原の道でも

いつかはきっと巡り会える、素晴らしい笑顔の誰かに