ラッセ・ハルストレム監督作品
アイオワ州の田舎町、ギルバート(ジョニー)は、知的障害を持つ弟アーニー(レオナルド・ディカプリオ)や過食症の母の面倒をみながら24年間一度も町を出ることなく暮らしている。家族の重圧に押しつぶされそうになるギルバートの前に、風のような美少女ベッキー(ジュリエット・ルイス)が現れる。彼女の自由な生き方に憧れと好意を抱くギルバートが、アーニーと共に新たな旅立ちを決意する。
障害を持つ弟の面倒をみながら家族を支え、思うようにならない青春に苦悩するギルバートをジョニーがさわやかに演じています。アーニーを見守るギルバートの瞳は、優しくて暖かいです。給水塔の上に上っちゃったアーニーを下ろそうとして、ギルバートが「ボン、ボン」って歌う場面が大好き。アーニー役のディカプリオは、熱心な研究を続けての演技だったらしく、ホントにすごいの一言です。ジョニーは後で、「ギルバートの役はつらかった」と言っていたけど、私はギルバートのジョニーがとても好きで、見終わった後もなぜかまた優しいギルバートに会いたくなります。
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