マイク・ニューウェル監督作品
 6年間マフィアに潜入した実在のFBI捜査官ジョセフ・D・ピストーネの手記。1976年、NY。FBI捜査官のピストーネ(ジョニー)はドニー・ブラスコという名の宝石鑑定士を偽ってボナーノ・ファミリーに接近。下部組織の殺し屋レフティ(アル・パチーノ)の弟分になり、命がけの捜査を開始する。ドニーとして生きる時間がながくなるにつれ、自分を信用するレフティとの絆も深まっていく。正体発覚の危機にさらされたピストーネはレフティを裏切るか否かで苦渋の選択を迫られる。

 FBI捜査官とマフィアと言う立場を越えた絆で結ばれた二人の男の物語です。しかも、ジョニーとアル・パチーノとなれば、それだけでも見る価値あり。ジョニーはオールバックにガッチリとした体型で、まさにチンピラファッション。なんかすごーく男らしい!アル・パチーノは、ゴット・ファーザーとはまた違った、大物になれないマフィアで、ごくふつーのオヤジのようでもあります。捜査官のピストーネ(ジョニー)が、そんなレフティ(アル・パチーノ)に、親しみを感じていくのも無理はないと思います。ピストーネはそんな二人の結末を知っているから苦悩する。その姿に胸が熱くなります。そして、事実を知ったレフティのとった行動は・・・ラストはまさに心で泣きました。