ジェレミー・レビン監督作品
 舞台は現在のNY。引退を10日後に控えた精神科医ジャック(マーロン・ブランド)のもとに、自殺をはかろうとした患者、ドン・ファン(ジョニー)が送られてくる。彼は自らの恋愛武勇伝を雄弁に語り始める。愛の貴公子を自称する彼は本当に伝説のプレイボーイなのか。ジャックはドン・ファンの話を聞くうち、愛の情熱をとりもどしていく。

 もうジョニーったらセクシーすぎるっ。愛の貴公子はフェロモン全開です。永遠の愛を誓っておきながら、誘惑に負けちゃうジョニーの表情がお茶目です。監督がジョニーを念頭において脚本を書いただけあって、まさにハマり役。ドン・ファンの影響でラブラブになる精神科医ジャックとマリリン(フェイ・ダナウェイ)の夫婦がかわいい。マーロン・ブランドとジョニーは親友だから息もピッタリだよね。ラストは美しい海岸を背景に、再会する二人が最高にロマンチックです。