ジム・ジャームッシュ監督作品
 会計士の職を求め、東部から西部の町にやってきたウイリアム・ブレイク(ジョニー)。しかし、仕事を横取りされたうえ、他人の痴話喧嘩に巻き込まれ心臓の脇に銃弾を受ける。瀕死の状態で逃亡を余儀なくされるブレイク。その危機を救った先住民のノーボディ(ゲーリー・ファーマー)は、ブレイクをイギリスの詩人の再来と信じ、彼の魂を帰るべき場所に導いていく。

 モノクローム映像、全編に流れるギターの音色が未知の世界への旅を神秘なものにしていて、印象的です。インテリからアウトローに変身していくブレイクを演じるジョニーがだんだん逞しくなり魅力的です。子鹿と横たわるジョニーは、子鹿よりキュート。しかしあのインディアンはなにものだろう・・・未知の世界、魂の帰るべき場所、ちょっと哲学入っちゃってる感じで凡人の私には難しすぎでした。余談だけど、この映画のためにジョニーが日本に来てくれました。